目次

  • 仮虎威狐
  • 洛陽之紙價
  • 馬鹿・逐鹿
  • 男女同席
  • 推敲
  • 呉越同舟
  • 背水之陣
  • 一擧両得
  • 羊頭狗肉
  • 四面楚歌
  • 遼東之豕
  • 矛盾
  • 亡羊之歎
  • 鴻鵠之志
  • 朝三暮四
  • 敬遠
  • 覆水不盆返
  • 畜生
  • 病入膏肓
  • 太公望
  • 不問馬
  • 漁夫之利

  • 紅一点
  • 知音
  • 先從隗始
  • 牛刀
  • 銅臭・阿堵物
  • 杜撰
  • 孟母
  • 水清無大魚
  • 虎之巻
  • 完璧
  • 伴食宰相
  • 流石
  • 蛇足
  • 糟糠之妻
  • 轉禍為福
  • 良二千石
  • 羽翼既成
  • 豹変
  • 井底之蛙
  • 刻舟・守株
  • 効顰
  • 多々益辨
  • 杞憂
  • 塞翁馬

  • 蛍雪
  • 暗中模索
  • 木鐸
  • 以心伝心
  • 瓜田不納履
  • 馬謖
  • 白眼
  • 百聞不知一見
  • 蝸牛角上之争
  • 折檻
  • 未亡人
  • 門前雀羅
  • 食指
  • 登龍門
  • 疑心暗鬼
  • 薬籠中物
  • 四知
  • 画竜点睛
  • 荊妻豚児
  • 圧巻
  • 焦頭爛額
  • 梨園
  • 油断
  • 流言飛語

  • 月旦
  • 画虎類狗
  • 一網打盡
  • 言語道断
  • 泰斗
  • 牛耳
  • ?中之錐
  • 五斗米
  • 沐猴而冠
  • 酒池肉林
  • 明鏡止水
  • 細事
  • 鶏鳴狗盗
  • 傍若無人
  • 慇懃
  • 呉下阿蒙
  • ロウ断
  • 金蘭
  • 五里霧中
  • ?ロ午後
  • 断腸
  • 髀肉之嘆
  • 煮豆燃?
  • 左袒
  • 後世可畏
  • 風聲鶴レイ
  • 五十歩百歩
  • 不可使知

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NEWS

12/6/13
書籍「バンクーバー朝日軍」がフジテレビ「軌跡体験アンビリバボー」で紹介されました
書籍「社労士が見つけた!(本当は怖い)採用・労働契約の失敗事例55」6/13発売しました。
12/3/28
書籍「社労士が見つけた(本当は怖い)解雇・退職・休職実務の失敗事例55」3/28発売しました。
11/12/21
書籍「税理士が見つけた!(本当は怖い)事業承継の失敗事例33」12/21発売しました。
11/11/2
書籍「税理士が見つけた!(本当は怖い)飲食業経理の失敗事例55」11/2発売しました。
11/5/11
書籍「公認会計士が見つけた!(本当は怖い)グループ法人税務の失敗事例55」発売しました。

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流石


枕石漱流 漱石枕流  流れる石―と書いて「さすが」と読むことになつている。ずいぶん無理な読ませ方である。さすがに近頃は、「流石」などと、書くことは少くなつた。この「流石」は夏目漱石の「漱石」と関係が大いにある。「枕石漱流」(ちんせき、そうりう)という古い文句がある。「石に枕し、流れにロそそぐ」であるが、これは登山家の野宿といつた仙人的詩人的の原始生活を意味する。  六朝時代の晋(しん)の頃に孫楚(そんそ)という仁があつた。すこぶる負けん気の男で、自分が言い間違いをしても、決して間違つたといわない、何かと、こじつけて言いのがれる、今の世にも、多かれ少かれこうした性質を持つた人はある。弁解、言いのがれの名人は政治家に多い、国会における閣僚の答弁の、ことごとくとはいわざるも、その少なからざる部分において、こじ付けの言いわけ、強弁コンクールの選手である。  さて、孫楚はある時「枕石漱流」というべきところを間違つて「漱石枕流」といつた。誰かが、その間違いを指摘して「石にロをそそぎ、流れに枕す―では意味を為さない。枕石漱流の間違いだろう」と注意した。  すると、孫楚先生、強情我慢という因果な生れつき、「うん、間違いだつた」といえばいいものを、「漱石枕流が何か間違いか、それで正しいよ」と頑張つた。そして「石に口そそぐ―のは、歯を磨くためである。流れに枕する―のは、耳を洗うためだよ」と、ぬけぬけと言い抜けた。  この言い抜けは「さすがに巧い」と皆が感心した。 「流石」を「さすが」と読むのは孫楚の話からだという。  「漱石枕流」(そうせき・ちんりう)とは負惜しみ、ごまかすこと。

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